- じょうばん
- I
じょうばん【上番】(1)軍隊などで, 勤務につくこと。⇔ 下番(2)奈良時代, 地方から京にのぼって衛士(エジ)の任務につくこと。IIじょうばん【城番】城の警固にあたる人。IIIじょうばん【定番】(1)常時, 番をしていること。 また, その者。
「~ヲ欠クコトナカレ/日葡」
(2)武家の職名。 一定期間, 城の警備などの任にあたるもの。 江戸幕府では, 二条城・大坂城・駿府城に置かれた。→ 加番IVじょうばん【定盤】(1)金属加工の台。 たたき定盤。(2)平面度の検査や測定・組み立ての基準となる平坦面をもつ工具。 普通, 長方形で鋳鉄または石で造り, 表面が水平になるまで正確に仕上げを行い, 裏面には歪みができないように力骨が鋳出してある。(3)塗師(ヌシ)・蒔絵(マキエ)師などが工作に用いる箱形の台。 表面は漆で平らに塗り上げ, 漆の調合に用いる。Vじょうばん【常磐】(1)常陸(ヒタチ)国と磐城(イワキ)国。(2)福島県いわき市南部の地名。 もと常磐市。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.